循環器・総合内科センター 寺本智彦循環器内科部長にお話をうかがいました
足の血管病をカテーテルという細い管を通して治療します。
カテーテル治療なら「さくら総合病院」へ
※この記事は院内誌Human2022年6月号で紹介された過去の記事です
そのため、現在は診療科名が異なりますがご了承ください
下肢動脈や腎動脈などにも動脈硬化性病変をきたすことがあります。
これらの疾患に対しても、適切な診断と治療を提供させて頂き、
近隣住民の皆さまの健康を守ってゆく使命を全うする所存です。
さくら総合病院 循環器内科部長 寺本智彦と申します。
社会の高齢化とともに、動脈硬化性疾患という言葉を耳にする機会がますます増えています。現在我が国においては、60歳以上の男性の約80%、女性の約 60%が、何らかの動脈硬化性疾患の元となるリスク (喫煙や肥満、糖尿病や高血圧など)を持っているといわれます。一方、日本人の死亡原因の1位は悪性新生物(ガン)ですが、2位の心血管疾患 (16%) と3位の脳血管疾患(9%) はどちらも動脈硬化関連疾患であり、併せて日本人の死亡原因の4分の1を占めております。
また、動脈硬化はいわゆる全身疾患であり、心臓に留まらず時に下肢動脈や腎動脈などにも動脈硬化性病変をきたすことがあります。これらの疾患に対しても、適切な診断と治療を提供させて頂き、近隣住民の皆さまの健康を守ってゆく使命を全うする所存です。医師になって約25年が経ちました。自分自身が歳を少しずつ重ね、色々な(楽しかったり辛かったり)ことを経験することで、患者さんの気持ちにより寄り添った考え方ができるようになりました。若い頭の考え方にも良いところは多々ありますが、年を重ねたことで初めて分かることがあることはやはり事実なようです。臨床医は年を取れば取るほど良い医療ができる、と日々自分に言い聞かせながら、少しずつ落ちていく体力に鞭を打ちながら診療にあたっています。この「さくら総合病院」で少しずつ時を重ね、通院して くださる患者さんと色々な思いを共有し、育むことができれば、臨床医としてこの上ない喜びだと思っています。
皆さま、どうかあまり深刻になりすぎずに人生をお楽 しみください。そして、皆さまが人生を誕歌するためのお手伝いをどうか我々にさせてください。皆様に お会いできるのを楽しみにしています。
日本内科学会認定内科医・専門医
日本心血管インターベンション治療学会専門医
日本循環器学会専門医
臨床研修指導医
植込み型除細動器(ICD)/ペーシングによる心不全治療(CRT)研修修了