2025年1月 開設の新専門センター
大切な方のご逝去に際し、「なぜ?」という疑問を抱かれることは、決して珍しいことではありません。
さくら総合病院では、そうしたご遺族の皆さまの想いに寄り添い、科学的根拠に基づいた死因究明を行うため、2025年1月より「死因究明センター」を開設いたしました。
当センターでは、法医学を専門とする医師が責任者を務め、最先端の死後CT検査を活用することで、ご遺族が納得できる形で死因を明らかにすることを目指します。
また、地域の警察・行政・医療機関とも連携し、より安全で安心な社会づくりにも貢献してまいります。
1. ご遺族の「なぜ?」に寄り添い、真実を明らかにする
「なぜ突然亡くなってしまったのか?」
「持病はなかったのに、何が原因だったのか?」
このような疑問は、深い悲しみとともに、ご遺族の心に残ることが多くあります。
当センターでは、病死・事故死・突然死など、様々なケースにおいて可能な限り真実に迫ることを大切にしています。
死後CT検査を通じて、解剖を行わずに死因を特定できる可能性を高め、ご遺族が安心して最期を見届けられるようサポートいたします。
2. ご遺族の心理的負担を軽減する
解剖は、ご遺族にとって心理的なハードルが高い検査です。
しかし、死後CT検査ならご遺体に傷をつけることなく、科学的な死因究明が可能です。
♦︎体に傷をつけない → 外観を損なうことなく検査できます。
♦︎短時間で結果が得られる → 迅速な検査・説明が可能です。
♦︎プライバシーに配慮 → ご家族のみが結果を知ることができます。
ご遺族の悲しみを尊重しながら、安心してご相談いただける環境を整えています。
3. 地域社会への貢献と連携
愛知県では、年間9,000件(2024年)を超える異状死が発生していますが、そのうち解剖が行われるのはわずか4.9%(約450件)です。
当センターでは、死後CT検査を年間1,000件以上実施し、ご遺族の疑問に応えるだけでなく、警察・行政・医療機関と連携し、地域の安全と医療の発展にも貢献しています。
ご遺族の安心と地域の安全、その両方を支えることが、私たちの使命です。
「亡くなられた方の体に負担をかけずに、死因を調べることができる技術」
🔍 低侵襲 → ご遺体に傷をつけることなく検査が可能
⚡ 迅速性 → 短時間での診断が可能
📊 高精度 → 心筋梗塞・脳卒中・肺塞栓などの疾患や、事故による損傷を発見
📁 客観的証拠 → 画像として記録が残るため、明確な根拠になる
「死因が分からない」と諦めずに、死後CT検査を活用することで、多くのケースで死因を特定できる可能性があります。
✅ 法医学専門医による高精度な診断
✅ 最新鋭のCT装置による詳細な画像解析
✅ ご遺族への丁寧な説明と心のケア
✅ プライバシーに配慮した専用検査室
私たちは、科学的根拠に基づいた「納得できる死因究明」を提供します。
「ご遺族にとって、亡くなられた大切な方がどのような最期を迎えられたのかを知ることは、時に心の整理につながることがあります。
また、警察や医療機関と協力しながら、解剖を行わずに死因が明らかになるケースが増えることは、とても意義のあることです。
当院の『死因究明センター』が、地域の皆さまの安心と信頼につながることを願っています」
「亡くなられた方の『最期の声』に耳を傾けること。それが、私たちの使命です。
法医学の分野では、「どうして亡くなったのか」が分からずにご遺族が悩むケースが少なくありません。
また、警察や行政機関も、死因が明らかにならないことで正しい判断ができない場合があります。
死後CT検査は、亡くなられた方の身体に傷をつけずに、死因を詳しく調べることができる技術です。
このセンターを通じて、地域の皆さまが安心できる環境をつくり、「最期を知ることで、前を向く」お手伝いができればと考えています」
大切な方を亡くされ、深い悲しみの中にいらっしゃることと存じます。
もし、ご逝去の原因について疑問や不安をお抱えでしたら、お一人で悩まずに当センターにご相談ください。
専門医をはじめ、経験豊富なスタッフが、
「真実の解明」と「心のケア」の両面で、皆さまに寄り添います。
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📞 電話番号:0587-95-6711(代表)
🕘 受付時間:平日 9:00〜17:00
🌐 ウェブサイト:https://www.ijinkai.or.jp/